赤塚祐二 『ケージとカナリア』 
@RED AND BLUE GALLERY

2013-11-04
 

駆け足で秋が通り過ぎようとしていますが、、皆様いかがお過ごしでしょうか?


赤塚祐二の新作木版画展『ケージとカナリア』 が10月25日から RED AND BLUE GALLERY で始まりました。
10年ぶりの版画展です、ぜひお立ち寄りください。

また、明日11月5日より、エディション・ワークスにて、『赤塚祐二版画展 「ことり」を中心に』を開催します。
評価の高い詩画集『ことり』を中心に、工房内にて、赤塚の版画作品の変遷をご覧いただけます。
アポイント制ですので、詳細は以下をご覧ください。

山口藍の木版画『けぬる』 が静岡市東海道広重美術館にて開催中の『浮世絵POP 江戸〜現代のポップカルチャー』展にて展示中です。

エディション・ワークスは、9月30日、あしなが東日本大地震・津波遺児支援に、復興支援 Edition R 第7回目の寄付を実行いたしました。これにより、寄付総額は¥962,400となりました。主旨にご賛同いただき、作品をご購入頂いた皆様、そして作品制作と販売にご協力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。


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工房・作家ニュース


 
 赤塚祐二  Yuji Akatsuka

赤塚祐二の新作木版画展『ケージとカナリア』が、新富町のRED AND BLUE GALLERYにて10月25日から開催中です。

赤塚祐二は数年前から少しずつ、自分で彫り、自分で摺るという形で木版画の制作を行ってきました。
そして今回、エディション・ワークスでは、赤塚祐二の10年ぶり、6度目の企画として、この木版画シリーズを制作することとなりました。


『ケージとカナリア』 と題された、5点からなるこの木版画シリーズは、抽象性の中にも具体物を想起されるような形象が各作品に一つずつ描かれています。それらは、見る側の見方によって様々に変容するくらいの曖昧さを残しており、そのことによって、それぞれの心の中にある、記憶された情景へと結びついていくかのようです。
また、彫られた木版のぬくもり、和紙と水彩絵の具の柔らかな触感が映像の魅力を強く引き出しています。

今回の作品は、原画となるドローイングから、赤塚が色版の分け方を検討、設定し、トレースから彫りまで、すべて自身で行いました。
そこには、その作家自身の主観による「版割り」がもたらす、際立った有機性が生まれています。そして、それらの版を摺り合わせる時に発生する、作家の想定とは違った形で生まれる現実が、次への展開を生み出していきました。
そして、摺りもすべてバレンで行われ、摺りの行程でさらにその複雑な有機性が増幅されています。

版画の原初に立ち戻ったような技法による、赤塚祐二の新作木版画をお楽しみください。
尚、展覧会では、新作のドローイングも展示されています。
また、11月2日土曜日からは、画廊オフィスにて、旧作版画も久しぶりに展示される予定です。合わせてご覧下さい。


●赤塚祐二個展『ケージとカナリア』
 2013年10月25日(金)〜11月16日(土)
 RED AND BLUE GALLERY  
 東京都中央区新富 1-5-5 トーア新富マンション 102  TEL:03-6280-5287

    RED AND BLUE GALLERY 展示風景  
赤塚祐二の新作木版画『ケージとカナリア』

 

11月5日より、エディション・ワークスにて『赤塚祐二版画展 「ことり」を中心に』を開催します。

展示の中心は、赤塚祐二の銅版画と、夫人西元直子の詩による詩画集『ことり』。
額装作品だけではなく、大型の詩画集を本の形で見ていただくことが出来、アーティストブックならではの魅力をご堪能いただけます。

そして展示されている同時期に制作された大型銅版画『hana(white)』や、その他、額装展示されていない作品もご要望に応じてご覧いただけます。

最新作のRED AND BLUE GALLERYで展示中の『ケージとカナリア』 に至る、長年の版画制作の変遷をお楽しみください。
ロケーションは新宿から約30分、都心ではなく、ご足労をおかけしますが、制作現場での展示をお楽しみいただけることと思います。

尚、版画工房内での展示の為、アポイント制とさせていただきます。
お電話、またはメールにてご予約いただきますようお願いいたします。原則的には土日も対応可能です。

●『赤塚祐二版画展 「ことり」を中心に』
 2013年11月5日(火)〜11月30日(土)
 Edition Works へのアクセス
 東京都調布市飛田給1-26-2  TEL:042-489-9799

  Edition Works 展示風景  

 
山口藍 Ai Yamaguchi

9月18日から静岡市東海道広重美術館にて開催中の『浮世絵POP 江戸〜現代のポップカルチャー』展に、山口藍の木版画『けぬる』が展示されています。

浮世絵を日本におけるポップアートの先駆者と解した今展では、館所蔵の歌川広重『東海道五十三次』や希少な『中津川』を含む『木曾海道六拾九次之内』を中心に110点に及ぶ浮世絵と共に、グラフィックデザイナーや現代美術作家の木版画が展示されています。

山口藍はデヴュー当初から、江戸の文化、風俗を下敷きに、ポップと言える表現を続けて来ました。
エディション・ワークスでは2002年から版画の制作を行っていますが、リトグラフ、エッチング、デジタルプリント(シルクスクリーン併用)など、他のメディアによる制作が多く、今回展示される『けぬる』は独立した作品としては唯一の木版画です。
広重の歴史的な作品群や、伝統木版工房において制作された木版画作品の中でどのような存在として見えるか、展示作品は一点のみですが、大変重要な機会だと考えています。

世界遺産登録となった富士山とともに、そして浮世絵で表現された富士山とともにお楽しみください。

『浮世絵POP 江戸〜現代のポップカルチャー』
 Part1:2013年9月18日(水)〜10月14日(月・祝)/ Part2:10月16(水)〜11月17日(日)
 静岡県静岡市清水区由比297-1  TEL:054-375-4454

山口藍の木版画『けぬる』
 
 
 金田実生 Mio Kaneda
 

東日本橋のギャラリー・ハシモトにて開かれた、金田実生の個展『現のそら言』は終了しました。

100号の油彩を中心に、じっくりと、彼女の視点で今という時を見つめた作品び、キャンバス作品に引けを取らない、紙の作品もとても魅力的な展示でした。

なお、金田実生は来年1月11日から損保ジャパン東郷青児美術館で始まる「クインテット - 五つ星の作家たち」の5作家の一人として選ばれ、参加いたします。そちらもお楽しみに。

目の前に見えるもの。ふとした時間のすきま、目の先にあるものが本当のものか迷うことがある。これは真実なのか、そら言か。ものごとの軸がずれる時、常態は散り散りとなる。 起きてしまったこと、これから起こること。 無意のものごとは落としも静めもして、私は落胆したり助けられたりする。
金田実生


●金田実生個展『現のそら言』
 2013年10月4日(金)〜10月26日(土)/ 休廊日:月曜・日曜・祝日
 GALLERY HASHIMOTO 東京都中央区東日本橋 3-5-5  TEL:03-5641-6440

++++++ 企画作家 活動ニュース ++++++
ギャラリー・ハシモト 『現のそら言』 の展示風景
金田実生の新作版画シリーズ
 
 
 
〈 復興支援 Edition R 〉
Edition R の R は Rebirth (再生・復興)の R 。アーティストのご賛同、ご協力をいただき、寄付を目的とした版画シリーズを制作、販売しています。
2013年9月30日、皆様のご協力によりあしなが東日本大地震・津波遺児支援に第7回目の寄付を実行することが出来ました。詳しくは以下をご覧下さい。

vol.3 の作品制作は現在準備中です。

尚、青木野枝の『空の水』は残り5部のみとなりました(10月6日現在)。ご購入をご検討の方はお早めに。
 

vol.2 作品として制作された青木野枝の銅版画『空の水』は以下のギャラリーのご協力により、展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト
 (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
みさき画廊 (大分市)
豊田市美術館ミュージアムショップ(豊田市)〈展示は終了〉
ga
llery21yo-j(東京/世田谷)
桜華書林(長野)

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション (東京/日本橋蠣殻町)

vol.1作品、津上みゆきの銅版画『4:29 p.m., 11 Mar., 2012』は以下のギャラリー、美術館にて展示・販売されています。

ギャラリー・ハシモト (東京/東日本橋)
Mizuho Oshiro ギャラリー (鹿児島市)〈展示は終了〉
ギャラリーなかむら(京都市)
三岸節子記念美術館(愛知 / 一宮市)
工房 IKUKO(岡山 / 倉敷市)
大原美術館ミュージアムショップ〈分館のショップに展示〉(岡山 / 倉敷市)
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション  (東京/日本橋蠣殻町)
 
 復興支援 〈Edition R〉 はこちらから。