takano

	2013年、鷹野隆大の初めてのシルクスクリーン作品「ナイロン」シリーズを制作、発表しました。写真の特徴を考えて行くとき、リアルにものを写し取ることがありますが、そして更に時間の流れを写し取っていくという側面があります。そこを流れる時間は往々にして、写し取られる対象によって全く違っていると感じられます。写し取られた時間はコマ割りの形で配置され、リアルなトーンでシルクスクリーンで再構築されました。そしてリアルなトーンの中から、あるトーンだけを抜き出すことで平行して同時に流れる別の時間も出現させているかのようです。5種類の写真に対してこれら二つのバージョンが制作されました。このシリーズは2013年3月、ユミコチバアソシエイツ viewing room shinjuku で開かれた東恩納裕一との二人展『Works by Edition Works』にて発表されました。　技　法　：シルクスクリーン　medium : silkscreen 用　紙　：かきた　300g　　paper : Kakita 300g (Japanese printmaking paper) edition ：20 　A.P. : 3, P.P. : 1, B.A.T. : 1, H.C. : 1 "Nylon" is the first series of silkscreen prints of photographer Ryudai Takanao. Photographs give us the real images of objects and landscapes. And the camera can crop the stream of the time at the same time. When we see the photographed images, we feel often the speed of the time is different depending on the object and situation. Putting the images like frames of movie film, Takano reconstructed the “Time” on the silkscreen prints.