赤塚祐二

略歴
1963 鹿児島県に生まれる
1988 東京芸術大学大学院修   士課程修了

展覧会歴

1981 Galerie 412/東京
1983〜 コバヤシ画廊/東京
1991〜 ギャラリエ アンドウ          /東京
1992〜 ガレリア フィナルテ          /名古屋
1993 ギャラリー米津/東京
1994 オオタ ファインアーツ          /東京
1995〜ギャラリー池田美術
        /東京
1996 鎌倉画廊/東京
1999〜鎌倉画廊/鎌倉
   駒ヶ根高原美術館
          /長野
2001 花茶館/鹿児島
2005〜Mizuho Oshiro Gallery    (元花茶館)/鹿児島

パブリックコレクション

東京国立近代美術館
セゾン現代美術館
横浜美術館
東京オペラシティーアート
ギャラリー

主な取り扱い画廊

ギャラリー池田美術
コバヤシ画廊
鎌倉画廊
ギャラリエ アンドウ
ガレリア フィナルテ

   


詩画集 「ことり」


1998








全光のなかでからだじゅうをきらきら鉱物みたいに反射させて

わたしは笑ったりうたったりだましたり殺したり食べたりした

  

ずっと祈りつづけているような

ずっと呪いつづけているような

祈ったり呪ったり祈ったり呪ったり
(「ことり」本文より)


赤塚祐二の銅版画と、夫人西元直子の詩による詩画集。

ページを繰るごとに、大ぶりの画面いっぱいに広がる銅版画と、様々な文字組でちりばめられた16編の詩が広がります。西元氏にとっては、これが初めての詩作の発表であり、その後2002年、この詩画集に収められている作品を含む詩集「けもの王」がまとめられ、書肆山田より出版されました。
そして2009年6月、第二詩集「巡礼」が同社より出版されました。これらの表紙は「ことり」からの絵柄で装幀されています。

「ことり」は、本の体裁をとってはいますが、綴じられてはおらず、版画作品と詩が二つ折りの形で納められています。それを包む表紙は、非常に厚い手漉きのインド紙に作家自身によるドローイングの手彩色とシルクスクリーンで彩られています。

エディション・ワークスの企画作品にとって初めての本形式の作品であり、非常に凝った内容は赤塚祐二の版画作品としても重要な位置を占めています。
本をキーワードとするエディション・ワークス ビブリオとして改めてご紹介いたします。

同時期制作の作品として、この他にドライポイント「CROSS STRIPES」7作品と、大型の銅版画「hana (white)」「hana (black)」があります。


 「ことり」 画:赤塚祐二 詩:西元直子


 全11葉 44ページ 銅版画5作品

 エディション :30   A.P. : 5, P.P. : 1, B.A.T. : 1, H.C. : 1

 技法     :版画 ドライポイント、アクアチント、シルクスクリーン
         文字 亜鉛凸版
         表紙 手彩色、シルクスクリーン、亜鉛凸版
         外装 木箱、シルクスクリーン

 用紙     :プラド(コットン紙/スペイン)表紙:カーディ(手漉きコットン紙/インド)
         シートサイズ / イメージサイズ:約565 X 760mm(見開き全面)

 価格     :¥367,500.-(税込み)



 


1 (第2葉)

ドライポイント:1版1色
シルクスクリーン:1版1色(紙の裏から)

 

2 (第4葉)

ドライポイント:1版1色
シルクスクリーン:1版1色(紙の裏から


 

3 (第6葉)

ドライポイント:1版1色
シルクスクリーン:1版1色(紙の裏から)

 

4 (第8葉)

ドライポイント・スピットバイト:1版1色
シルクスクリーン:1版1色(紙の裏から)


   

5 (第10葉)

スピットバイト:2版2色
シルクスクリーン:1版1色(紙の裏から)