青木野枝
彫刻小作品(左から)立山 II-1, 立山 III-8, 立山 II-2, 立山 II-3
 アートゾーン神楽岡
2004-06-11
重く湿った空気だからこそ、あじさいの色の涼やかさが目に染みる季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか?

青木野枝の新作版画発表は、第2番目の地、京都へと移動しました。
木版画6作品
「玉響」(たまかぎる)とカラーエッチング7作品「白玉」(しらたま)は
新作の彫刻や旧作の版画と共に、銀閣寺からほど近い
静かでユニークな展示空間の中にちりばめられています。
工房・作家ニュース
青木野枝




階段にそって展示されている銅版画

2F


青木野枝と加藤義夫氏のトークショウ


彫刻作品 晴玉 V
アートゾーン神楽岡での展示風景
ギャラリー池田美術からスタートした、木版画シリーズ「玉響」(たまかぎる) と銅版画シリーズ「白玉」(しらたま)の展覧会は京都へと場所を移しました。
会場であるアートゾーン神楽岡
(6月4日〜6月22日 / 京都)は、版画を中心としながら、現代美術や、様々な分野の表現を生活の場にもたらそうと、活動する画廊です。
6月5日には、青木野枝と、関西を中心に活動する加藤義夫氏(インディペンデント・キュレーター)のトークショウが開かれました。青木野枝の彫刻や、版画を含む平面作品の制作について、加藤氏が作家からその言葉を引き出しつつ展開する話しからは、青木野枝のやわらかい思考と同時に、加藤氏の、作家をゆったりと受け止める姿勢が感じられました。
新作版画はこの後、
Mizuho Oshiro ギャラリー(7月1日〜8月31日 / 鹿児島)へと巡回いたします。

新作版画の制作と発表はエディション・ワークスが企画しましたが、これらの新作版画を用いながら、それぞれの画廊が独自の青木野枝展として新作彫刻やドローイング、旧作の版画と組み合わせて展開しています。

また、これら新作版画は現在発売中の阿部出版
版画芸術124号 P.122-123 NEW EDITION のコーナーで紹介されています。作品の画像や、制作の経過をインタビューした記事が掲載されていますので、是非ご覧ください。
ギャラリー池田美術   東京都中央区銀座1-8-8 三神ALビル4F TEL 03-3567-5080
アートゾーン神楽岡  京都市左京区吉田神楽岡町4 TEL/FAX 075-754-0155
Mizuho Oshiro ギャラリー  鹿児島市紫原6-51-25 TEL/FAX 099-813-5460
山口藍
日本・アジアの現代美術展 Officina Asia (6月5日〜8月29日)に出品、壁画を制作しました。
この展覧会は3都市の会場で行われ、山口藍の作品は、メインの会場である
ボローニャ近代美術館(Galleria d' Arte Moderna Bologna)で見ることができます。
エディション・ワークスで制作したデジタルプリント「百の花、雪は降りつゝ」は、この展覧会の壁画に向けてのイメージの中から生まれました。

 
壁画制作中の山口藍会場風景photo by ninyu works

日本からの参加作家:
会田誠、青山悟、廣瀬智央、松江泰治、松蔭浩之、加藤美佳、もとみやかおる、小粥丈晴&雄川愛、佐藤姿子、田中功起、渡辺英弘、山口晃、東恩納裕一、烏丸由美、鴻池朋子、三宅信太郎、宇治野宗輝、村山留里子、西山美なコ、法貴信也、渋谷清道、須田悦弘、山口藍

イタリアにご旅行の際にはどうぞご覧下さい。他の展覧会場は下記の通りです。
チェゼーナ(Cesena) の Palazzo del Ridotto
リミニ (Rimini) の Palazzo dell' Arengo

また、この展覧会については、ninyu works のホームページにて、山口藍自身によって紹介されていますので、そちらも併せてご覧下さい。

辰野登恵子
新しい版画のプロジェクトがスタートしました。エッチングの制作からスタートしました。制作の進行状況を、ホームページ上でご紹介していく予定です。
赤塚祐二
昨年から継続しているリトグラフを制作中です。

東京オペラシティアートギャラリーで5月26日から、アートがあれば WHY NOT LIVE FOR ART? と題された展覧会がスタートしました。この展覧会は「プライベート・コレクション」ということに焦点を当て、日々の営みの中で接する美術作品とは何なのか、また、何を求めて人は作品を収集するのかを探る。この展覧会では、赤塚祐二を含む、国内外、数十人の作家の作品が展示されています。多様なコレクションの内容は、現代美術の多次元性を体感できると思います。

東京オペラシティアートギャラリー 東京都新宿区西新宿3-20-2 TEL : 03-5353-0756
笠原恵実子
笠原恵実子は、今開催中(6月4日〜8月15日)シドニービエンナーレに唯一日本人作家として招待されています。
今年のビエンナーレのテーマは
「On Reason and Emotion(理性と感情の元に)」で、32カ国から51人が参加しています。
笠原は、新作のミクストメディアのインスタレーション
"La Charme #3"と写真 "Pink"シリーズ(1997)を出品しています。
このビエンナーレはシドニーの6カ所の会場で行われており、笠原の作品は、
Art Gallery of New South Walesで見ることが出来ます。

Art Gallery of New South Wales Art Gallery Road, The Domain, Sydney.
詳細はこちらBiennale of Sydney からご覧下さい。

ポーラ文化研究所発行の化粧文化 NO. 44 の「きれいなからだ」と題された特集で、笠原恵実子が幅広く紹介されています(P.6〜13)。笠原恵実子自身による文章は、作家自身と作品について非常にわかりやすく丁寧に語られていますので、是非ご一読下さい。
また、P.105ではエディション・ワークスが出版したマルチプル作品 "MANUS-CURE"の中から4ページが「ネイルビューティの世界」という特集の扉に使用されています。こちらも併せてご覧下さい。


エディション・ワークスでは笠原恵実子の新しいプロジェクトを準備し始めました。発表までには2,3年を要することになりそうですが、計画の進行と共にご紹介して参ります。

日高理恵子
『20世紀美術への招待 美術ってなーに 大阪・国立国際美術館コレクション -セザンヌ、ピカソからウォーホルまで-』
と題された展覧会が西日本の3美術館で巡回開催中です。
国立国際美術館の所蔵作品の中から国内外を代表する50余人の作品が展示されています。20世紀の巨匠達の作品と共に、日高理恵子の代表作の一つ、「葉光」(1983年、国立国際美術館蔵)が展示されます。まもなく二番目の会場、大分市美術館でスタートいたします。

大分市美術館  5月21日〜7月4日 大分市大字上野865番地 TEL 097-554-5800
岡山県立美術館 7月9日〜8月15日 岡山市天神町8-48  TEL 086-225-4800

まもなく日高理恵子の新作ペインティングの個展が
ギャラリー16(京都)で、始まります。
「樹を見上げ、樹を見つめることにより体感した空間を描く日高理恵子の新作は、3枚のペインティングを組み合わせて新たな空間、距離を創りだす試み」(ギャラリー16 展覧会案内より)、また新たな展開をお楽しみ下さい。

ギャラリー16 京都市左京区岡崎円勝寺1-10 スクエア円勝寺2F TEL 075-751-9238
会期:2004年6月15日(火)〜7月3日(土)
越前谷嘉高
越前谷嘉高のプロフィールのページに最近のタブロー作品の画像を掲載いたしました。エディション・ワークスで版画を制作した頃の作品とはずいぶん変化しています。画廊等でご覧になっていない方は是非ご覧下さい。
堀浩哉
高岡市美術館では、堀浩哉の個展「コレクション - 10年目の検証 記憶ー堀浩哉」が開催中(4月1日〜8月8日)です。
この展覧会は、高岡市美術館が今年で10年目を迎えるにあたり、年間を通して美術館10年のあゆみを振り返るとともに今後のゆくえに思い馳せ、コレクションの意味について考えるという趣旨に基づいています。堀浩哉の館収蔵作品とともに、近作を加えた常設の個展となっています。

高岡市美術館 富山県高岡市中側1-1-30 TEL 0766-20-1177

以下は、7月から始まる展覧会のお知らせです。

ギャラリー池田美術で、新作個展「たったひとりの戦争 - 水の肌へ・再読-」(7月5日〜17日)が行われます。
この展覧会では、近年堀浩哉が精力的に取り組んでいる
出力プリントによるイメージに、ペインティングを重ねる試みが展開されます。
ギャラリー池田美術 東京都中央区銀座1-8-8 三神ALビル4F TEL 03-3567-5080

豊田市美術館「イメージの水位 - ナルキッソスをめぐる変容と反射」(7月6日〜9月5日)と題された展覧会に出品されます。ナルキッソスの神話を手がかりに、西欧・日本の近・現代絵画を19世紀から現代にいたるイメージの波紋を展開します。
豊田市美術館 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 TEL 0564-34-6610

栃木県立美術館では、「ピクチャー・イン・モーション」(7月18日〜9月12日)と題された展覧会にビデオ作品種子?Seed?」が出品されます。
出品作家:会田寅次郎、会田誠、加藤到、木村崇人、小瀬村真美、田中功起、友政麻理子、門田秀雄、山崎博、ユニット00(堀浩哉、堀えりぜ、畠中実)
栃木県立美術館 栃木県宇都宮市桜4-2-7 TEL 028-621-3566

ギャラリー山口では、「第二回 Art Jam -ブティック-」展(7月19日〜31日)に作品が出品されます。詳細は下記までお問い合せ下さい。
ギャラリー山口 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F・B1F TEL 03-3564-6167
若林奮
書肆山田より、5月下旬に「I.W - 若林奮ノート」 が出版されました。未発表稿「旧石器時代の美術に関する覚書」や、主要な論考がまとめられています。
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2004-05-19 青木野枝 新作発表 ギャラリー池田美術 他
2004-04-30 青木野枝 新作発表予告他
山口藍 in 鹿児島 東京都現代美術館講習 他
山口藍 デジタルプリント 他
伊藤誠・青木野枝 他
赤塚祐二・山口藍 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
伊藤誠 他
日高理恵子 in Germany 青木野枝 木版制作
山口藍 in LA
山口藍・赤塚祐二 制作
 
 
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エディション・ワークス 加山智章