笠原恵実子 "Offering" グラーツ民俗学博物館 辰野登恵子 モノタイプ April-8-2005
2005-06-14
関東地方は、全国の大部分より早く梅雨入りしてしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

辰野登恵子の個展が鹿児島のMizuho Oshiro ギャラリーで、そして日高理恵子笠原恵実子が参加するオーストリアのグラーツ、クンストハウス・グラーツ「日本の知覚」展が始まりました。
また、同じ
グラーツの民俗学博物館で笠原恵実子の個展"Offering"が開催され、そこには、現在エディション・ワークスで企画・制作しているデジタルプリント多数と、立体作品が展示されています。バーゼル・アートフェアやヴェネツィア・ビエンナーレと同時に見て回ることの出来る時期ですので、ヨーロッパにお出かけの方は是非ご覧下さい。

  グラーツ ニュース!
笠原恵実子と日高理恵子の展覧会の様子や、
グラーツの街、クンストハウス・グラーツについてご覧いただけます。
画像を多く含むため、別ページを用意いたしました。
こちらをご覧ください
工房・作家ニュース
辰野登恵子
モノタイプを制作中の辰野登恵子

奥右:下絵となるドローイング
奥左:途中まで刷り上がった作品
手前:ドローイングや刷り上がりを見ながら、次に刷り重ねたい部分を、版の上に油絵の具で描画する。左右を反転して描く必要がある。
鹿児島のMizuho Oshiro ギャラリーで2回目となる個展が開催中です。今回の展覧会は、油絵と1月に発表した新作版画に加え、モノタイプが展示されています。モノタイプは油絵でも版画でもない、別の自由さのある、みずみずしい作品に仕上がりました。このように様々な素材・技法を用いた辰野作品を一つの空間で楽しむことの出来る、とても貴重な機会です。鹿児島方面においでの際は是非お立ち寄りください。
作品の画像はこちらをご覧下さい
*モノタイプ:エディションのない1点ものの版画作品。以下のようなものがあります。
1:版を通常の方法で刷るが、再現性が無く、一枚ずつ違った刷り上がりになるもの。
2:一度しか刷れないような版材を用いて刷ったもの。
3:通常の方法で刷ったものに一枚一枚違う手彩色を加えたもの。
4:版の上に直接版画用のインクや絵の具を用いて描き、それを刷り取ったもの。今回の作品はこの方法で制作され、その行程を何度も繰り返してそれぞれの作品が出来上がりました。1作品について、7,8回から10回程度刷り重ねられました。
Mizuho Oshiro ギャラリー  6月3日〜7月31日 鹿児島市紫原6-51-25 TEL/FAX 099-813-5460
笠原恵実子
Colony #4
デジタルプリント 448x336mm
Colligation #3
デジタルプリント 620x820mm
笠原恵実子の新しいプロジェクト「Offering」-オファリングの展覧会が開かれています。
プロジェクトの全体としては、まだこれから
数年を要しますが、その第一弾として、オーストリア第2の都市グラーツのグラーツ民俗学博物館「Offering」展が開かれています。
同時に、
クンストハウス・グラーツ(グラーツ美術館)で開かれているグループ展「日本の知覚」展にも出品致しています。岡本太郎、草間彌生から、若い映像作家まで、幅広く日本の現代美術を紹介する展覧会です。この展覧会には日高理恵子も選ばれています。これらについての詳細はグラーツ ニュースをご覧ください

ベルリンのドイツ・グッゲンハイム美術館では「ドイツ銀行コレクションの25年」と題された展覧会がまもなく終了いたします。ドイツ銀行がこの25年間に蒐集してきた美術作品画展示されています。エミール・ノルデから始まり、ボイス、バゼリッツ、ポルケ、リヒターなどの戦後の美術を代表するドイツ作家、そして、現代の若い作家達の作品も展示されています。その中で、日本の現代美術のコレクションとして、笠原恵実子の作品が展示中です。会期中ヨーロッパをご旅行の方はグラーツの二つの展示と共に、是非ご覧下さい。

Volkskundemuseum graz 6月3日〜9月11日 Paulustorgasse 11-13a, 8010 Graz TEL +43-316-8017-9899
Kunsthaus Graz 6月3日〜9月11日 Landesmuseum Joanneum Lendkai 1, A-8020 Graz TEL +43-316-8017-9200
Deutsche Guggenheim 4月30日〜6月19日 Unter den Linden 13-15 10117 Berlin
日高理恵子
グループ展「日本の知覚」展(主催:国際交流基金)に笠原恵実子と共に出品しています。グラーツは日本ではほとんど知られていませんが、オーストリアではウィーンに次ぐ第2の都市であり、その旧市街は美しい中世の街並みが世界遺産に指定されています。その街に突然現れた宇宙生物かのような建築物、それがクンストハウス・グラーツ(グラーツ美術館)で、この展覧会はここで開催されています。日本の現代美術作家の二次元、三次元、四次元の表現、つまり、平面、立体、そして時間を伴った映像作品が紹介されます。この展覧会の様子グラーツ ニュースをご覧ください

そして国内では、
姫路市美術館「自然のかなた -現代美術家の視点-」に出品しています。この展覧会は世代の近い7人の現代美術作家が、それぞれの視点で現代社会の中でどのように自然に向き合い、関わり、表現しているのかを展観することで、私たちの今の姿を見つめようとするものです。
他の出品作家は、秋岡美帆、池田久嗣、大岩オスカール幸男、中ハシ克シゲ、本田健、山本糾。
Kunsthaus Graz 6月3日〜9月11日 Landesmuseum Joanneum Lendkai 1, A-8020 Graz TEL +43-316-8017-9200
姫路市立美術館 5月15日〜7月3日 兵庫県姫路市本町68-25 tel : 0792-22-2288
山口藍
新作版画を制作中です。制作の進展に伴い、このサイト上でお知らせいたします。
6月15日〜19日、青山のスパイラルガーデンでひらかれる、ワコール主催、
「ワコルネアワード」第一回 NAMI・NAMIアート展ゲストアーティストとして出品します。「ナミナミのある生活」というテーマで幅広い分野から公募、入選作品と共に展示されます。
また、6月より中国各地の美術館を巡回して開催されるグループ展に出品予定です。詳しい近況は ninyuworks のサイトにアップされています。

スパイラルガーデン(スパイラル1F) 東京都港区南青山5-6-23 tel : 03-3498-1171
青木野枝
昨年制作しました、木版画「玉響」銅版画「白玉」シリーズこちらをご覧下さい
赤塚祐二
赤塚祐二が1994年からエディション・ワークス制作した全版画作品をこのサイト上でご覧いただけます。
また、昨年制作した新作版画はこちらをご覧下さい
サポート作品 上野恵利
エディション・ワークスのサポート作品として制作されたリトグラフ3作品が、ギャラリー21+葉で7月4日から開かれる個展で発表されます。
また、作家自身のホームページも開設されましたので、こちらをご覧下さい
ギャラリー21+葉 7月4日〜9日
東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F TEL/FAX : 03-3567-2816
ニュース・バックナンバー
ニュース日付
トピックス
2005-05-10 辰野登恵子モノタイプ制作・椿会展 他
2005-03-30 青木野枝(練馬区立美術館)他
2005-02-08 辰野登恵子個展(シュウゴアーツ)
赤塚祐二 GATE個展(Mizuho Oshiro ギャラリー)
2005-01-06 辰野登恵子新作発表
赤塚祐二 Gate エディション制作風景 
2004-10-14 赤塚祐二 GATE 青木野枝 発電所美術館 他
2004-09-03 赤塚祐二・辰野登恵子制作風景
ミナ ペルホネン ポスター他
2004-07-28 青木野枝 新作発表(Mizuho Oshiro ギャラリー)
山口藍・笠原恵実子 他
2004-06-11 青木野枝 新作発表(アートゾーン神楽岡) 他
2004-05-19 青木野枝 新作発表(ギャラリー池田美術) 他
2004-04-30 青木野枝 新作発表予告他
山口藍 in 鹿児島 東京都現代美術館講習 他
山口藍 デジタルプリント 他
伊藤誠・青木野枝 他
赤塚祐二・山口藍 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
日高理恵子 in 鹿児島 他
伊藤誠 他
日高理恵子 in Germany 青木野枝 木版制作
山口藍 in LA
山口藍・赤塚祐二 制作
 
 
これからのホームページ作成や、工房全体の運営方針にも反映させて行きたいと思いますので、ご覧いただいたご感想をお寄せいただければ幸いです。


エディション・ワークス 加山智章