青木 野枝 Noe Aoki |
青木野枝は韓国ヘイリでの大規模な個展 "Embracing Light : iron"(光を内包する:鉄)に引き続き、活発な動きがあります。
京都、アートゾーン神楽岡では6月に銅版画シリーズ「水天」全14作品が彫刻やコラージュ作品と共に発表展示されました。
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アートゾーン神楽岡での展示風景 |
そして同時期に一宮市三岸節子記念美術館では「つらなり」と題された展示とワークショップが開催され、彫刻作品と共に大型作品「水天1」「水天14」が展示されました。岐阜県多治見市の山あいにあるギャルリ百草「青木野枝展」では、旧作を含む版画が彫刻と共に展示されています。そちらは終了間近ではありますが、9月30日まで開催中です。
「水天」シリーズは東京銀座で再オープンした G池田美術study の「青木野枝・赤塚祐二の版画 -画廊コレクションより-」にて展示されます(10月29日〜11月17日《会期変更がありました》)。それと重なり、10月18日から、丸亀市のあーとらんどギャラリーでの「青木野枝展」においても展示されます。
「水天」シリーズはさらに展示の予定がありますので順次お伝え致します。
また、7月28日〜11月8日の長い期間、府中市美術館では「空の水」と題された公開制作やワークショップ、作品展示が行われています。残念ながら大型彫刻作品の展示(下の画像中央)は終了致しましたが、まだこれから青木の彫刻制作に直接触れることの出来る機会がありますので、是非美術館にお問い合せ下さい。
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アーティストトーク |
作品展示「空の水 X」 |
公開制作室 |
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ギャルリ百草 岐阜県多治見市東栄町2-8-16 TEL:0572-21-3368
G池田美術study 東京都中央区銀座8-12-6 小野ビル5F TEL:03-5941-7365
あーとらんどギャラリー 神奈川県丸亀市浜町4番地 TEL:0877-24-0927
府中市美術館 東京都府中市浅間町1-3 ハローダイアル:03-5777-8600 |
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田中麻記子 Makiko Tanaka |
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長い時間をかけて制作された田中麻記子のメゾチントのポートフォリオ「Madame Poulpe」がついに発表されました。
鹿児島のMizuho Oshiroギャラリーで個展「Lesson:1」が9月30日まで開催されており、そこでペインティングと共に展示されています。展示ではファッションデザイナー“ハルコセール”とのコラボレーション・プロジェクト第一弾としてファッションアイテムも販売されており、華やかな雰囲気です。
メゾチント作品「Madame Poulpe」は技法が導き出したともいえる、田中の少し違った側面が表現されており、小さいながら奥深く静かな時間を楽しむことが出来ます。
鹿児島での展示はまもなく終了してしまいますが、これからの展示予定が決まり次第お伝え致します。 |
Mizuho Oshiro ギャラリー 鹿児島市紫原6-51-25 TEL/FAX:099-813-5460 |
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東恩納裕一 Yuichi higashionna |
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東恩納裕一の銅版画シリーズ「FLOWERS」が発表されます。
制作された版画は、カラフルなペインティングの制作過程をそのまま版画に持ち込み、ペインティングとはネガ/ポジの反転した不思議な光と影を作りだしています。
最初の発表は東恩納のマネージメントオフィスであるユミコ チバ アソシエツが銀座に移転して開いたビューイングルーム / 銀座です。このスペースでの第一弾の展示となります。会期は10月20日〜11月10日です。またその後、鹿児島の Mizuho Oshiro ギャラリーで11月18日〜12月25日開催される「東恩納裕一個展」でもご覧いただけます。
版画作品についての詳細は次回更新でご紹介致します。
また、これらの版画作品とテキストからなる冊子『FLOWERS(仮)』がカワイイファクトリーの企画により出版される予定です。 |
ビューイングルーム / 銀座 ユミコ チバ アソシエツ内 東京都中央区銀座1-13-9 栄楽ビル 3F TEL:03-5524-2451 |
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赤塚祐二 Yuji Akatsuka |
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コバヤシ画廊での個展 オープニング風景 |
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赤塚祐二のペインティングの個展が6月、コバヤシ画廊にて開催されました。抽象的な表現よりも、人や樹木などはっきりと具象物が立ち現れてきていて、それは赤塚の絵画に対する先入観をうち消すものとなっています。
青木野枝の欄でもご紹介致しましたが、「青木野枝・赤塚祐二の版画 -画廊コレクションより-」がG池田美術study にて開かれます。会期は10月29日〜11月17日《会期変更がありました》です。エディション・ワークスで制作した、両作家の大作を含む版画群をご覧いただくことが出来ます。同世代の二人のおもしろい対比を見ていただけることと思います。
また、10月4日〜11月4日、鹿児島市立美術館では「絵画の現在(えのいま)-活躍する鹿児島の画家たち-」というグループ展が開催され、そこに参加致します。鹿児島出身の6作家の作品を通して、現在の絵画のあり方を探ろうとする展覧会です。10月28日には赤塚祐二の公開制作「形のもとめかた」も開催されます。 |
G池田美術study 東京都中央区銀座8-12-6 小野ビル5F TEL:03-5941-7365
鹿児島市立美術館 鹿児島市城山町4-36 TEL:099-224-3400 |
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山口藍 Ai Yamaguchi |
山口藍のかきおろし装画が施された柳美里の小説「黒」が扶桑社より出版されました。箱の部分に山口の作品が用いられています。昨年制作した銅版画「とくるかみのひまごとに」と通じるイメージの深みのある装幀です。 |
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ニュース・バックナンバー |
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エディション・ワークス 加山智章 |