青木野枝 Noe Aoki |
初の写真展「空の粒子」が6月9日(火)から7月1日(水)までZEIT-FOTO SALON(ツァイトフォトサロン)にて開かれています。
これまでにも写真のコラージュは発表してきましたが、彫刻や他の平面作品とは別に写真・コラージュのみの、しかも写真のギャラリーでの展示となりました。
その多くは制作に関連して旅をしているときに撮られた写真がもとになっており、折々に切り取られた風景が、また紙の上で切り取られ新たな空間へと変容しています。
作品制作のために心の中で熟成させている風景を見ているようにも見えますが、それよりは彫刻家青木野枝の目と共に私たちを取り巻く風景を、様々な土地や空中や水中を旅しているようです。
ZEIT-FOTO SALON 〒104-0031東京都中央区京橋1-10-5松本ビル4F / Tel 03-3535-7188
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青木野枝の銅版画「水天」 |
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東恩納裕一 Yuichi Higashionna |
6月10日(水)から新宿高島屋にて「花と蛍光灯、レース、チェーン、ラインストーン、格子、鏡とリボン、ウォールペーパー、ストライプとドリッピング、モアレ」が開催中です。展示内容はタイトル同様盛りだくさんで、東恩納裕一の多彩な表現を一同にご覧いただけます。蛍光灯のシャンデリア、スプレーによるレースのペインティングなどのインスタレーション作品に加え、エディション・ワークス企画の版画シリーズ「FLOWERS」も展示されています。
新宿高島屋 美術画廊 〒151-8508 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号 / Tel 03-5361-1111
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東恩納裕一の銅版画シリーズ「FLOWERS」
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田中麻記子 Makiko Tanaka |
5月8日(金)〜5月31日(日)にかけ、表参道のhpgrp GALLERY TOKYO で個展「rose tuning」が開催されました。「tuning=調律」をテーマとした、ペインティングの新作展です。去年より展開している油絵による作品は、混沌とした空間の中でその色彩とコントラストがより鮮明となっており、作家の心の中に浮かび上がるイメージがさらに明確化してきていることを感じさせます。第12回 岡本太郎現代芸術賞入選後、初の個展となりました。
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伊藤誠はほぼ同年代の6人によるリレー的なグループ展「PHIROSOPHIAE NATURALIS PRINCIPIA ARTIFICIOSA 展 自然哲学としての芸術原理」に参加しそこに体験型作品「BOAT : B-09」等を出品しました。ボートを切り取ったかのような形の上面には鏡面のステンレス板が貼られており、彫刻を頭に取り付けた状態で歩き始めると、体験者は揺れ動く鏡の中の空間と現実の空間を同時に見ることとなり、現実でありながら現実ではない、全く違った空間の中をさまよい歩くことになります。突然現実から離れた自由を感じつつ、体は彫刻に縛り付けられているという不自由を感じ、そのギャップがさらに不思議な感覚に導きます。
展覧会場となったのは東京・調布市にある TOKYO ART MUSEUM です。建築は安藤忠雄によるもので、細長く不定型な土地ながらゆったりと居心地の良い開放感があります。その高い天井がこの作品を楽しむには絶好の空間となりました。
TOKYO ART MUSEUM 東京都調布市仙川町1-25-1 / TEL: 03-3305-8686
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ニュース・バックナンバー |
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エディション・ワークス 加山智章 |